固体高分子形燃料電池(PEFC)用電極触媒
概要
固体高分子燃料電池用触媒電極材料は、カーボンブラック担体にPtナノ粒子を担持させたものが主流とな っています。しかし最近、次世代の触媒材料として、カーボンブラック担体の代わりに、垂直配向CNTあるいは粉末CNTの表面 にPtを担持させたものが検討されています。配向性の制御や導電性の向上が期待されています。
また、CNTや垂直配向CNT膜、グラフェンなどのナノカーボン材料、従来のケッチェンブラック(あるいはバルカン)炭素担体材料に、窒素をドープ することも可能です。白金耐久性を有する触媒や、白金フリー触媒の可能性を持つカーボンアロイ系触媒の開発において、サンプル試作や装置開発等の側面でサポートいたします。
VACNT-Pt [配向CNT白金触媒]
シリコン基板に 垂直配向CNTを成長させてから、還元法あるいは電着法で 白金を担持させたものです。
電解質膜(ナフィオン膜など)やガス拡散層に転写してご使用いただけます。
還元法は、プロセスが複雑でプロセス時間も長く、コストと将来の量産性に課題が残っていますが、Pt粒子 が小さく、高分散に担持できる特徴があります。高出力重視の燃料電池の開発に向いています。
電着法は、弊社開発したもので、Pt粒子の大きさの制御に課題が残っていますが、非常に高速・簡単という メリットがあり、低コスト重視の燃料電池の開発に向いています。
CNT-Pt [CNT白金触媒]
当社 TNCNTや LLCNTに白金ナノ粒子を還元法で担持させたものです。 従来の白金触媒と同様の使い方に
なります。
CNT-Carbonalloy [CNTカーボンアロイ系触媒]
CNTを含む各種炭素材料に窒素をドープします。
詳細について鸿楷科技(香港)有限会社までお問い合わせください。
TEL:+86-769-81765577
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